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花は雪解け、散りゆくことなく ―女へ変わる僕の体と、変わらない君への想い―

冬寂ましろ


越後湯沢の雪深い町で高校生活を送る君島奏太は、親友・拓真へほのかな気持ちを隠していた。拓真は「おまえといっしょにいるほうが楽しい」と奏太に笑いかけ、拓真の恋人・輝帆はそんなふたりに怒る、少しにぎやかで穏やかな日々を過ごしていた。

奏太は、輝帆への遠慮と、男同士の親友だから拓真のそばにいられると思い、心の中を誰にも打ち明けずにいた。そんなある日、奏太は突然の激しい痛みに襲われ、医師である母から「女性の体に変わる病」にかかっていると告げられる。性別が変わるという現実にとまどう中、同じ病を経験した高校の先輩・舞子史音と出会う。

「一緒だから」と微笑む舞子先輩の言葉に救われながらも、変わりゆく体と心の間で揺れる奏太。輝帆へのためらい、拓真との関係、そして秘めた想いに葛藤しながら、奏太は雪の町で新たな未来を模索していく。

みんなやさしい。なのにすれ違う。 奏太は、拓真は、そして舞子先輩と輝帆は……。

白い雪の中で紡がれる、やさしさとすれ違いと希望のTSアオハル物語!

予価: 1500円

🔙 雪影社